
人生で一度は乗ってみたいと思っていた寝台列車。寝台列車と言ったら「北斗星」が浮かぶ年代ですが、今はもうなく、2026年現在定時運行しているのは「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のみ。2026年4月、サンライズ瀬戸に乗り高松まで行ってまいりました。
とにかく人気のサンライズ 予約までの道のり
今回の予約はJR西日本おでかけネットのサンライズ予約ページから行いました。会員登録なしでも予約できるのですが、事前に登録しておいた方がスムーズです。発売は1か月前の10時から。事前に何度かアクセスして予約までの流れを確認し、希望はB寝台シングルの2階、あわよくばA寝台デラックスと、有休を取って予約に挑みました。
いざ発売日、時報を鳴らして10時ぴったりにアクセスしましたがすぐには入れず。ですが何分もしないうちに予約ページに進むことができました。とはいえ10時ちょうどにアクセスできなかったので、A寝台は見ず真っ先にB寝台シングルへ。なんと2階は全て埋まっていました。平屋と言われる部屋が空いていたので、とりあえずそこを予約。クレジット決済し一旦この日はこれで終了です。
この予約システムは映画館のように15分キープされるというようなことはないので、最後の決済まで進んでも取れないということがあります。ですので、とにかく予約したいのであれば、空きがあったら迷わずどんどん進み決済してしまうのが良いかと思います。
クレジット決済だと発券前ならWEBで変更ができます(駅で切符受け取りにすると期日までに発券しないと予約が流れます)。平屋の個室でも良かったのですが、2階に空きが出ないかなあと見ていたら、運よく2階に空きが出たので変更しました。その後A寝台が空かないか見ていたのですが、見ていた限りA寝台に空きが出ることはありませんでした。
東京出発 シャワーカードはお早めに
たまに大井町の辺りで見かけるあの車両がやってきました。行先が高松って、なんかすごい。

シャワーカードを買うために販売機のある号車付近に待機列ができるとのことですが、必要なかったので列の確認はしませんでした。ただ、東京出発前に「売り切れた」という声は聞こえてきました。私は東京駅から1時間以内の場所に住んでいるので、夕飯もお風呂も自宅で済ませて東京駅に向かいました。4月で汗ばむ季節でもなかったので良かったです。
ビルの隙間からちらっと見える東京タワーが好きなのですが、進行方向左側の部屋だったので、出発してすぐはここラウンジに座り東京タワーを眺めました。ちなみにラウンジという名がついていますが、お酒もおつまみも売っておりません。カウンター席があるのみです。サンライズ号には飲み物の販売機はありますが、お弁当などの車内販売はありません。予め用意してご乗車を。

B寝台シングルの様子と2階の乗り心地

部屋はこんな感じで、小さな枕と掛け布団、短い浴衣みたいなものとスリッパ、あと紙コップとゴミ袋がありました。鍵は中からも外からもかけられます。外からかける場合は番号ロック式です。小さなキャリーケースを持ち込んだのですが、無理なく収まりました。コンセントもあり、スマホなどの小物を置くスペースも充分でした。狭いと言えばそうですが、電車ですので申し分ないです。

通路は狭く大きなキャリーを持ってすれ違うのは大変かも。部屋がびっしり詰まっている割には、話し声などほとんど聞こえず、おひとり様が多かったのか、皆さまぐっすり眠っていたのか、静かでした。トイレや洗面所も使いたい時に使えました。
そして乗り心地ですが、サンライズ号、ものすごいスピード感でぶっ飛ばしていきます。私が乗っていたのが1号車だったからでしょうか、ぶんぶん振られる感じで、うるさいというよりジェットコースターに寝転んでいるような感じで、もはやアトラクションでした。頭をどっちに向けたら良いだろうかと何度も向きを変えたりしていました。熟睡というのは程遠く、ちょっと眠っては目が覚めるを繰り返し、トータルで3時間くらいの睡眠かと。次の日の観光に備えてしっかり寝ておきたかったのですが、これはこれで旅の思い出です。
岡山駅での切り離しは見ず
サンライズ号は岡山駅で出雲と瀬戸の切り離しが行われます。見てみたいなあと思ったのですが、切り離しが終わったら乗車確認などせずさっさと定刻に出発しますよ、といった感じのアナウンスがあり、1号車から向かうのも遠く、ホームに降りて外の空気だけ吸いました。切り離しは滞りなく行われたようで予定通り出発。停車時間は本当に数分でした。

車窓からの眺め
2階のお部屋からだと星空が見えたりするそうですが、あいにく曇りだったため、夜空に浮かぶ星を見ることはできませんでした。夜が明けてきてからの本州での景色は概ねこんな感じだったかと。

楽しみにしていたのは瀬戸大橋。サンライズに乗れれば出雲でも瀬戸でもどちらでも良かったのですが、瀬戸大橋を渡りたいと思い瀬戸にしました。進行方向左側だと瀬戸内海の日の出が見られるというので左側にしましたが、残念ながら曇り。でも、瀬戸内海の景色は穏やかで美しく、うっすら差し込む朝日を見て晴れやかな気分に。

高松駅に到着 かわいい駅舎
無事定刻に高松駅に到着。到着時は小雨が降っていたため、とってもかわいい駅舎の写真は翌日に撮りました。

せっかくなので高松城の写真も。

高松駅到着後は、この日宿泊のクレメントホテルに荷物を預けました。クレメントホテル、駅近で便利なだけでなく対応も素晴らしいホテルでした。駅前には朝から営業しているうどん屋さんも複数あります。うどんで朝ご飯もいいですね。
この後私は高速バスに乗り大塚国際美術館へ。翌日は直島に行きました。その様子はこちらから。
まとめ
サンライズに乗ると決め、予約を取るところから既に旅は始まっていると言えるくらい、希望の部屋を取るためにはそれなりの努力と下調べと、あとは運が必要かと思います。ですが、予約を含めてとても楽しかったです。決してゆっくり休めるような広々快適なスペースではありませんが、電車の中の個室という非日常空間で過ごすことに、大人ながらワクワク感がありました。瀬戸号は約9時間半と出雲号より短いですが、夜が明け瀬戸内海の朝を眺めるのは格別でした。4月という過ごしやすい季節で気温に悩まされることがなかったのも良かったです。季節によって車内で過ごすための対策は変わってきそうですので、乗る時期に合わせて準備を整え、楽しい時間をお過ごしくださいませ。



