50歳を過ぎてからの旅は、価格だけでなく質も考慮。2時間を超える新幹線移動ではグリーン車を使うことが多いです。他の新幹線とはちょっと違うと言われている秋田新幹線こまち。どんなものかと、大宮から秋田まで乗ってみました。JR東日本エリアの新幹線に乗るのはなんと20年ぶり。約3時間半の新幹線旅を楽しんできました。
はやぶさ号と連結して走行 こまち号の車両はちょっと小さめ

こまち号は盛岡まではやぶさ号と連結して走ります。秋田方面に向かう場合はこまちが先頭です。乗車後にこまち号とはやぶさ号を行き来することはできないので、慌てて乗り込んだら違う車両だった、ということだけはないように。大宮を出ると仙台まで止まりません。

盛岡より先は在来線を走るため、他の新幹線と比べ秋田新幹線こまちの車両はスリムです。ステップが出た状態で大宮駅に入線してきました。
在来線仕様でちょっと狭い インテリアは秋田を感じるデザイン

グリーン車の車内です。狭いと聞いてはいましたが、確かに狭い。22席しかないのにギュッと詰まっている感じがします。シートピッチは1160mmと他の新幹線と変わらないんですが、横幅が狭いです。新幹線グリーン車はゆったりしていて隣がいてもあまり気にならないは、こまちにおいては例外といったところでしょうか。ただ仕切りは座面まできっちりあるので、ひじ掛け一本しかない普通席よりはまあ良いかな、という感じです。インテリアは全体的に落ち着いた和のイメージ。良くも悪くも新幹線っぽくないグリーン車です。

グリーン車の扉は木目調。

壁は紺色。海鼠釉(なまこゆう)の紺色をイメージしているそうです。
荷物棚の端にブランケット置いてあります。

カーテンシェードの柄も素敵です。
秋田をイメージしたというインテリアは素敵で、こういうところを他と差別化して頑張っているのかな、なんて思いました。
座席は1人用の6番A 座り心地は?

グリーン車には1人用座席が2席あります。6Aと6Dがそれにあたります。6Dは車椅子対応座席のため直前にならないと解放されませんが、6Aは他の席と同じタイミングで発売になります。発売翌日にえきねっとで購入しました。ひとり旅なので、この座席を購入できたのはラッキーでした。
可動式のヘッドレストとレッグレストが付いています。レッグレストは、フルフラットまではいきませんがけっこう上がって、足がとっても楽で私はこれが気に入りました。
シートは幅が狭めなんですが、とても柔らかくて、椅子としての座り心地はとても良いと思いました。

コンセントはグリーン車全ての座席に付いています。リクライニングとレッグレストの操作ボタン、読書灯のスイッチもあります。
ひじ掛けは木製でここにも秋田らしさが。でもやっぱり狭い。ひじ掛けの幅は7cmくらいでしょうかね。ここが狭いということは、二人掛けシートだと隣が近いということですね。
秋田方面に向かう場合、この座席は一番前になり目の前がドアです。22席しかないので、デッキへ行き来する人は多くないのですが、隣の普通車から電話などでデッキを利用することはあるので、その度に扉が開いてしまい、そこはちょっと気になってしまいました。上り東京方面だと後ろになるので、さほど気にならないかもしれません。
ご当地メニューありの車内販売 でもなかなか来ない
モバイルオーダーで好きなタイミングで注文できるのぞみと比べると、JR東日本のグリーン車はちょっと不便に感じます。車内販売が来るのを待つことになるのですが、これがなかなかやって来ない。大宮駅でランチ用のパンを買い、温かいコーヒーと一緒にと思っていたのですが、都合よくやってきてはくれませんでした。
大宮発車後にまず1回目(東京ー大宮間についてはわかりません)、その後は仙台発車後に1回。車内販売は盛岡までとのことで、盛岡着く前にもう一度来るかと思いきや、私が車内販売に出会えたのはこの2回だけでした。グリーン車を優先して販売ということもなさそうです。

1回目の大宮駅直後では、まだ早いなあと思い見送ってしまいました。それから待つこと1時間、やって来ました車内販売ワゴン。

待ちに待ったホットコーヒーと、買うと決めていたしょっつるナッツ。買う予定ではなかったけど、スゴイカタイアイスのラ・フランス味があったので、アイスも買ってしまいました。
コーヒー早く~って、ちょっと悶々としてしまってたけど、外の景色を眺めながら、大宮駅で買った浅野屋のパンを食べ、いい感じに食べごろになったラ・フランス味のアイスを食べ、新幹線はやっぱりこの時間が楽しいなあと、すっかりご機嫌です。
今回買ったしょっつるナッツとラ・フランス味のアイスの他にもご当地メニューあり。その時どれに出会えるかは分かりませんが、そこはちょっと楽しいかなと思いました。
車内販売の支払い方法ですが、現金、クレジットカード、交通系ICカードが使えます。PayPayなどのQR決済はできません。
また、臨時列車など車内販売がない列車もあるので、JR東日本ホームページで確認しておくとよいと思います。ちなみに私は帰り、車内販売なしのはやぶさを予約してしまい、しくじりました。
盛岡駅ではやぶさと切り離し 秋田まで在来線を走る
盛岡駅に着くと、はやぶさ号との切り離しが行われます。接続とか切り離しとかあると、見てみたいなあと思うのですが、停車時間は4分。離れた瞬間にこまち号から出発し、作業中は物理的にドアも閉まってるとのことで見ることはできず。おとなしく車内で待機です。

秋田に向けて出発。奥に見える高架は新青森方面。山は岩手山かな?
田園風景と山並みを望む 車窓からの風景
盛岡から秋田までは在来線を走るので、速度はぐっと落ちます。


絶対にねこバスが走っていると思いながら眺めていた田園風景。頭の中にずっとねこバスの曲が流れていました。
右も左も田んぼなので、どちら側でも眺めは良さそうですが、A席の方が山並みが良く見えるそうです。岩手山が見えるのもA席側です。

途中駅で上りのこまち号とすれ違いながら、ゆっくり終点秋田を目指します。
大曲で進行方向が変わりますが、座席の向きは変えずに後ろ向きで秋田まで行くのがスタンダードのようです。向きを変えてくださいというようなアナウンスはありません。ご自身で向きを変えている方はいらっしゃったみたいですが。約30分、後ろ向きで進みます。
秋田駅に到着 なまはげと秋田犬のお出迎え
竿燈まつりは終わっていたのですが、余韻を感じる秋田駅。

大きななまはげと秋田犬がお出迎えしてくれます。


竿燈まつりが終わった8月上旬。涼しさに期待しておりましたが、東京と変わらない暑さでした。
まとめ
新幹線のグリーン車と考えるとツッコミどころは満載です。のぞみグリーン車のノリでいくと、あまりの違いに驚きます。盛岡からはもはや在来線特急ではないかと思うのですが、しっかり新幹線としてのグリーン料金を取られます。
普通車をちょっと覗いてみたのですが、座席は同じく2+2。シートの幅に大差はないように感じました。ただ、普通車のシートピッチは980mmと狭めです。稲穂のイメージという黄色っぽいシートは、ちょーっと汚れが目立ちました。グリーン車も古さはありましたが、見た目の汚さは感じなかったので、そういったところはさすがにグリーン車の方が快適です。
座席の広さは普通車と大きな差はないグリーン車。今回は1人用に座れたけど、もしお隣がいたら普通車と変わらないのかな、なんて思いました。でもまあ、レッグレストが快適でシートも柔らかく、3時間半乗っても体が疲れることはなかったし、インテリアは素敵でした。
そして私が大好きな車内販売ですが、グリーン車だからといって特別な対応はなく、ワゴンがやって来るのを待つしかないのがつらい。席についてひと息ついたら温かいコーヒーでのんびり、ゴミまで回収しに来てくれるのぞみはやっぱりすごいです。近鉄ひのとりにあるようなコーヒーやおやつの販売機だけでも置いてもらえないかなあ。
この日はお盆期間ということで普通車グリーン車ともに満席でした。後ろにいた老夫婦が通路を挟んで隣同士で、その会話の声がちょっと大きかったのですが、お盆やGWにこの程度のことは普通と思っています。普通車だったらもっと騒々しいだろうなと、混雑が予想される時はグリーン車とも決めています。そういった点で、今回のグリーン車選択は自分としては良かったのですが、次があるとしたら、JREポイントを使うとか、トクだ値で購入するとかで、何かしらでお得になればまた利用しても良いかなと思います。


